子供が生まれたら増える家事についての覚え書き。

子供が生まれてから６週間あまり。

仕事と家庭の往復をこなしつつ、奥さんが病院に行く時には会社抜け出したりして一緒に行きつつ、みたいにイクメンづらして過ごしてみたんだけれど、コレおめえ子育てに積極的な旦那を持ち上げてるサイトだとかブログだとかの管理者だとちょっとこっちこい。

俺は普段から家事をするタイプの人間であり夜更かし大好きな人間でもありネットでの情報収集も普段からしているタイプの人間であり、比較的時間の融通が利く仕事をしているから家の事に関してサラリーマンよりも出来る事が多い。

で、そんなアドバンテージがあるからっつって慢心せず、こどもが生まれる前からシミュレーションを重ねに重ね、これはこの空き時間にこうしてあれはあの隙間時間に埋めこんでそれはその作業と同時並行でできたりするから完璧、この時間配分なら夜中のこのタイミングでいつも通りのお楽しみ満喫オナニータイムが生み出せるね、奥さんも子供も俺もウィンウィンウィンの森崎ウィン！ついでにバイブもウィーンウィン！みたいなことを考えたりもしてたんだけど。

無理じゃん。

なんだよ、全然参考にならんじゃん。

何が参考にならないって、旦那さんが家事の分担をしてあげるだけで奥さんは楽になるし、それにプラスしてオムツ交換だとか沐浴の手伝いだとかミルクあげたり夜泣きの相手したりしとけばさらにいいよ、イクメンてそんな感じで名乗れるよ！みたいな感じで紹介してたけど、

そもそもの家事がめっちゃ増えるじゃん。

それを言えよ。

だーれもそんな事教えてくれないじゃん。

 いつも通りの掃除洗濯食事の用意だけじゃ家事回んないじゃん。

こちとら子供が生まれる前から家事に率先して参加してきた身分ですよじゃん。

でもそれでも全然家の事回んなくなるじゃん。

夫婦２人でこんなてんてこ舞いの状況で、気軽に僕イクメンです〜〜〜なんてこと言えるはずがないし、っていうかワンオペ育児を遂行している人マジで尊敬する。っていうとなんか違うな、もし奥さんがワンオペ状況になってるんだったらマジで何とかしないと奥さんも子供も死んじまうよって俺は思いました。

で。

そうならない為に子供が生まれたらどんな家事が増えるかここに書いておくから、これから子供が生まれる人達は確認してても損はないんじゃないかなと思うし、今まさに子育てしている奥さんが家にいるなら仕事一旦切り上げて早く帰ってあげてとも思うし、俺子供のミルクあげてるしお風呂も入れてるしオムツも替えてるよっていう共働き世帯の旦那がいたら「マジでそれだけしてあげたら感謝されるだろうけれど、実際の家事が倍以上になってるから家で出来る家事のキャパ今のうちに増やしとけ」って忠告したい。旦那が子育て頑張っている以上に奥さんの疲れが溜まってきて気がつかないうちにヤバい事になってるから。

俺は先にそれに気がついたからお裾分けだ。感謝はいらない。いつかお前の顔に顔射させてくれたらそれでいい。な、いいだろ。

いいわけないだろ、殺すぞ、と思った方。あなたが正常です。

 さて。

で、子供が生まれるに当たって増えた家事をかいてみると、

・洗濯の回数が爆増え。

赤ちゃんのものは清潔に保たなければいけないのでマジで洗濯の回数が倍以上になる。

我が家では２人暮らし時の洗濯は週に２回とかだったけれど、今は毎日回しているし、赤ちゃんが吐いたりオムツの不具合で漏れてたりするとそれだけで洗濯回数が増える。現代人は情報の漏洩にも糞尿の漏洩にも気をつけなければならない。両方後始末が大変だから。

それで洗濯物が増えると干す場所も限られるし、干す時間だってかかる。これはまあ家計に余裕があれば乾燥機とか買ったらいいかも知れないけれど、ウチは狭いマンション住まいでどう頑張っても乾燥機の設置が出来ないし一体型のドラム式も置けないから詰んでる。だから毎回洗って干してる。乾燥機代わりにエアコンに頑張ってもらっている。

さらに付け足すと、生まれたての子供がいてワンオペだとこの洗濯物を干す時間を捻出するのも難しい時があるから、洗濯物が終わっているのに干されていなかったとしても世の旦那達は絶対に奥さんを責めたりしてはいけないし、というかそんなことで奥さん責めたりする奴はそもそもこんな文章読まんだろうけれど、ただ黙って洗濯機の中の洗濯物を干して、奥さんにそんな状態で洗濯機回してくれてありがとうね、って伝えておけばいい。

産後の奥さんの体調はマジで辛いらしく（僕は帝王切開を経験出来ないけれど、腹切りは辛いに決まっている）上半身の上下運動とは絶対よくないから、干す作業だけでもしてあげてください。

・洗い物の回数が爆増え。

赤ちゃんのものは清潔に保たなければいけないのでマジで洗い物の回数が倍以上になる。いやいや、赤ちゃん茶碗とか使わんじゃん、そんな言うほど洗い物増えんへんやろ、なんて思っている奴がいたらそれは赤ちゃんが生まれる前の俺だ。チャゲと飛鳥と一緒に今すぐ殴りにいってやろう。

我が家は諸事情があって完全ミルク、いわゆる完ミという育てかたをしているので、毎回哺乳瓶を使う。で、生まれたばかりの奴らは大人と違って食事の回数が多い。今使っている哺乳瓶は３本でそれを消毒しながら使っているのだけれど、うちの子供は飲みながらすぐに寝るというのび太もビックリな特技を持っているので自然と一度のミルク摂取量が減ってしまう。

それだとダメだよ大きくなれないよと赤ちゃんの耳元でささやきながら一日に必要なミルク量を飲ませようとおもうと当たり前だが食事の回数が増える。トータル８回で済めばいい方、悪ければ9回超えて10回になる。これは３本の哺乳瓶で済まそうと思うと日に３回は哺乳瓶を洗うという業務が発生する計算であり、僕はこういう単純な計算が得意でその証明をするけれど９÷３は、３。な？合ってるだろ？

そしてその作業に、消毒であったりミルクを作る為のお湯の用意であったりという俗にいう目に見えない家事が付随する。

そうなると、洗い物が1回５分だったとしても３回分が15分、消毒の為に電子レンジで5分消毒が必要なのだがそれも３回分で15分、お湯を沸かしてミルクを入れて冷ましてが上手くいって1回５分でを10回繰り返していたら50分。

で、その作業の本番である子供がミルクを飲む時間が短くて15分、長いと30分かかる。それが８回〜10回。平均とって20分が８回で、160分＝２時間40分。この時間はマジで子供につきっきりだから他の家事なんて出来やしない。

それ全部あわせると、160＋15＋15＋50＝240分＝4時間ちょうどとなる。

これが、赤ちゃんにミルクをあげるためだけに最低限必要な時間になるっちゅう計算であり、こんなこと計算してもお金は増えたりしないから無駄な計算なのだけれども致し方なく計算したので誰かお金をください。別に同情しなくてもいいので。

そんなこんなで単純に洗い物の回数が増えるってだけじゃないくらいに、時間がなくなる。だから最近マジで時間が過ぎるのがはやい。光陰矢の如しなんて言葉を実感するのは子育てをしてからなのかもしれないし、肛門やだ恥ずかしいっていうのはマングリ返しをされた時の僕の純情な感情。

とかいろいろ書き出すと本当に限りがないから赤ちゃんが生まれて増える家事についてはコレくらいにしておくけれど、初めての子供だとこう言うこと以外にも、マジでいつ死ぬかもわからない不安と戦いながらの子育てになるし少しも目が離せないし毎回抱っこ紐で抱っこしたりも難しいし、という事は家の外にも出られないということなので、最低限の最低限でゴミ捨てと買い出しはマジで旦那の役目にした方がいい。

みたいな事をつらつらと書いていたらもうこんな時間なんですが、ここまで読んでくれた人には疑問があるかもしれない。

それだけ時間がないとかいいながら、こんな長文ブログ書いているじゃないか、暇なんじゃないのか、そもそも子供なんかいないんじゃないのかみたいな疑問が。

その答えは簡単で、俺は会社でこのブログを書いており、その会社で仕事を後回しもしくは他人委ねているから時間があるのだ。そんな会社と仲間に、

感謝感激雨A・RA・SHI！

みたいな感じで人生を過ごしております。マジで眠たい。

終わり。